
最近では「妊活」という言葉を耳にする機会が増えています。
このテーマは多くの人々から注目を集めており、
日本国内では、なんと3組に1組が不妊に関する悩みを抱えていると言われています。
「妊活」は「忍活」とも言われるほど、
実際には想像以上に厳しい現実が伴うものです。
辛い不妊治療や、結果が見えない妊活に対する焦りが高まり、
精神的な問題を引き起こしてしまう方も少なくありません。
最悪の場合、妊活が原因で夫婦間に亀裂が生じ、
離婚に至る事例もあると言われています。
こうした事態を回避するためには、
妊活と上手に向き合う方法を学ぶことが重要です。
夫婦一緒に妊活を乗り越えるための参考にしていただければと思います。
妊活でノイローゼにならないために見つけておくべきこと

妊活においては、ストレスを溜めないことが極めて重要だと多くの人が理解していますが、
常に赤ちゃんのことを考えるあまり、その思考がかえって負担になってしまうことがあります。
このような状態が続くことで、身体に対しても悪影響を及ぼすことが懸念されます。
ストレスを軽減するためには、
ストレスから一時的に解放される趣味を見つけることが非常に効果的です。
ファッションやメイク、読書や映画鑑賞など、
赤ちゃんのことを忘れるための時間を持つことは、非常に重要です。
また、アロマテラピーやマッサージなど、
リラックス効果のある方法も非常に有効です。
自分に合ったストレス解消法を見つけることが、心身の健康には大切です。
赤ちゃんのことを考えない時間を持つことが、
長い妊活を乗り越えるための一つの方法と言えるでしょう。
夫婦で妊活と向き合い、同じ気持ちを忘れない

妊活でノイローゼにならないために欠かせないのは、
夫婦間で共通の気持ちを持って取り組むことです。
妊活は、女性にかかる負担がどうしても大きくなりがちです。
女性は、不妊治療や食事、身体のケアに多くの注意を払う必要があります。
赤ちゃんを授かるのは女性ですので、
その結果、取り組む内容が多くなるのは避けられません。
さらに、思うような結果が出ないと、
「これだけ頑張っているのに…」と気持ちが沈み、
深刻なノイローゼを引き起こすこともあります。
一方で、男性は、女性のイライラを受け止めざるを得ず、
妊活において自分ができることが限られているため、
肩身の狭い思いを感じることが少なくありません。
その結果、「頑張っていない」と一方的に責められ、
ノイローゼになってしまうケースも見受けられます。
サポート役である男性がノイローゼになってしまった場合、
妊活はうまく進行しないでしょう。
このような状況で授かれないことや、年齢的な焦りが加わることで、
夫婦共にノイローゼになってしまう事例もあります。
したがって、互いに支え合いながら取り組むことが
パートナーと同じ気持ちで妊活を進めることで、
お互いに助け合い、時には不満を共有することで、
ストレスを効果的に発散することが可能となります。
お互いを認め合い、同じ気持ちで取り組むことで、
結果的に、夫婦の絆をさらに深めることができるでしょう。
夫婦で同じゴールを決め、取り組む

長期にわたる妊活では、金銭面でも負担が生じることがあります。
人工授精や体外受精などの検討段階に入ると、
費用が増加し、結果が出ないストレスに加え、経済的な不安も高まります。
このような状況では、
夫婦で妊活の目標を明確にすることが大切です。
妊活においては、どの程度まで取り組むのかを、
最初にしっかりと決めておくことをお勧めします。
ネガティブな内容を考えるのは避けたいですが、
どの程度まで取り組むかを事前に決めておかなければ、
長期間にわたる妊活の中で、
夫婦間に意見の相違が生まれることもあります。
子どもは授かりものですので、夫婦だけの生活も視野に入れながら、
執着せずに妊活に取り組むことができるでしょう。
どんな手段を使ってでも赤ちゃんが欲しいのか、
無理のない範囲で妊活を続けたいのかなど、
目標を明確に設定することで夫婦間の温度差や、
考え方の違いを解消することが可能です。
自分を認めてほめることを忘れない

長期間の妊活を続けていると、どうしても自分自身を否定的に評価してしまうことが多くなります。
自分に原因があると考え込み、
落ち込んでしまうことは、身体にも悪影響を及ぼす可能性があります。
自分を褒める時間を設け、
「よく頑張っているよ」と自分自身に
声をかけることで、気持ちをリフレッシュすることができます。
朝の目覚めや、就寝前など、
毎日決まった時間に行うことで、
ストレスのあまり冷静さを失っているときでも実行することが可能です。
専門クリニックへ相談する

自分たちだけではどうにもならない場合は、
ぜひ夫婦でクリニックを訪れることをお勧めします。
夫婦で一緒に行くことで、第三者である
医師から妊活の辛さを男性にも理解してもらうことができます。
さらに、妊活に対するサポートの方法を
学ぶことができるのも大きな利点です。不妊治療は、
女性にとって負担が大きいことが多いので、
夫も治療における役割を果たすことができますが、
実際に薬を服用したり、注射を受けたり、
痛みを伴う検査を受ける女性の苦労や辛さを
理解してもらうことができるのです。
このようにすることで、夫のサポートが得られ、
また、女性への態度や接し方も改善され、
ノイローゼから解放される可能性が高まります。
まとめ

妊活でノイローゼに陥ると、自分自身でその状況を解消するのは非常に難しいものです。
そのため、妊活の辛さを理解し、
どのように対処していくかを考えながら取り組んでいくことが推奨されます。
加えて、夫婦で協力し合いながら、
共に乗り越えていくことが大切です。
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