全く片付けできない子供に、すんなり片付けをさせる5つの方法

リビングの中には、色とりどりのおもちゃが溢れ、ぬいぐるみがそのまま無造作に置かれている光景がよく見受けられます。

足元にはブロックが無造作に散らばっており、誤って踏んでしまうと、思わず痛みを感じることもありますよね…

子供に関するおもちゃにまつわる「あるある」エピソードは、実に多岐にわたります。


その中でも、特に多くのママやパパが頭を悩ませているのが、子供のお片付けに関する問題です。


何度言っても子供が片付ける気配がなく、

次のおもちゃで遊び始めてしまい、片付けが後回しになってしまうことも少なくありません。

そして、子供が寝静まった後に、親一人で大量のおもちゃを片付けるという苦労を何度も経験している方も多いことでしょう。


そこで今回は、子供にお片付けを促すために私が実践してきた5つの方法をお伝えさせていただきます。


これらの5つの方法の中には、きっとお子さんに合った効果的なアプローチが見つかると思いますので、ぜひお試しください。

片付けができない子供には言い方を少し工夫してみる

子供が片付けをしない場面では、

「片付けなさい!」や「片付けなければならない!」といった言葉をつい使ってしまいがちです。


散らかったおもちゃや本を見つめていると、どうしてもそのように声をかけたくなるものですよね。


もちろん、時には厳しく叱ることが必要な場合もありますが、

ただ怒鳴るだけでは、子供は行動に移してくれません。


さらに、子供は意外にもプライドが高いもので、

「やりなさい」と言われると、逆にやりたくなくなるという傾向があります。


私自身も子供の頃、宿題をやらなければならないことを理解していても、

「先にやりなさい」と言われると、かえってやる気が起きなかったり、反抗的な態度を取ったりした経験があります。


片付けができない子供も同じような気持ちを抱えているのです。

彼らは「片付けができない」のではなく、「片付けたくない」と感じているのです。


そんなときは、「片付けなさい」という言い方を少し工夫してみることをお勧めします。


「これはどこにあったのかな?」

「どこに置けばいいか教えてくれる?」


このように質問形式にすることで、

「それはあっちだよ。」「これはここにあったんだよ。」と子供が答え、自発的に片付けを始めることになります。


もちろん、すぐに効果が出るわけではないこともあるかもしれません。


最初は無視されたり、「わかんない」と言って誤魔化されたりすることもあるでしょう…。

しかし、ここで心を折らずに何度も問いかけてみることがとても重要です。


「◯◯しなさい」「◯◯しなければならない」と言われるよりも、子供も自然と受け入れやすくなります。

片付けをゲームや遊びに変える

我が家では、この方法が非常に効果的でした。


子供は遊ぶことが大好きですが、

お片付けやその準備はどうしても苦手なようです。


これは大人も同じことが言えるのではないでしょうか。

旅行は楽しいけれど、その前に行う準備や片付けは面倒に感じることが多いですよね。

子供もまた、その感覚を持っているのです。


そこで、お片付けも遊びの一部にしてしまうことで、

楽しく遊び続けることができるようになります。


パパとどちらが早く片付けられるか競争だよ!よーい、スタート!

これはママが片付けるから、次は◯◯ちゃんの番だよ。

次はまたママの番だね!

このように、ゲーム感覚や遊びの要素を取り入れて片付けを行うことで、

子供にとってお片付けのハードルを下げることができます。


こうすることで、子供が自ら「よーい、スタート!」とお片付けを始めることもあるでしょう。


無理にお片付けを強制してしまうと、かえって嫌いになってしまうだけです。


楽しいことが大好きな子供にとって、

お片付けも楽しさを伴う方が良いのは明白ですよね。


楽しく遊んでいる最中に、お片付けの時間が来た瞬間に機嫌が悪くなり、余計に疲れさせてしまうこともなくなります。

片付けを予告して、その時間をセットにする

子供は楽しく遊んでいるとき、

その楽しい時間が永遠に続くと思っていることが多いです。


楽しい遊びの時間に、

終わりが来ることを理解していないことがよくあります。

子供なので、これは当然のことです。


この後に寂しいバイバイが待っていることを、全く考えもしないでしょう。


子供の夢を壊すようで申し訳ないですが、

遊びの時間には必ず終わりが来るのです。


お風呂の時間やご飯の時間、そして寝る時間がある以上、

いつかは遊びの時間も終わらなければならないのです。


突然その終わりが訪れると、子供はますますぐずってしまうことがあります。


ここで重要なポイントとして、

遊ぶ前に「片付け」を予告するという方法が非常に効果的です。


何分遊んだら片付けてお風呂に入るか、

あらかじめ予告しておきましょう。


時間が来たら、「約束したのでお片付けしてお風呂に行こうね」と声をかけると、意外とスムーズに片付けてくれることが多いです。


この予告スタイルはお片付けだけでなく、

寝る時間やお出かけの際にも応用できるので、ぜひ試してみてください。

片付けをするまで手を出さない

自分でやった方が早いと思い、

つい手を出してしまうこともあるかもしれません。


ママやパパも限界がありますので、

その限界を超えそうになったら、思わず黙って片付けてしまうのも一つの方法です。


しかし、時には少し厳しさを持つことも必要です。


いつも助けてあげていると、

子供にとって片付けは自分が行うものだという印象が強まってしまいます。


ここで思い切って片付けをするまで

手を出さないというアプローチを試してみてください。


子供が自分で片付けを始めるまで見守り、

始めたら一緒に片付けを手伝うという流れを作るのです。


その流れが確立できたら、

徐々に手伝う量を減らしていくことで、

そのうち一人で片付けをするようになるでしょう。


我が家の3歳の娘も、まだまだお片付けが得意ではありません。

どうにも手に負えないときは、私が黙って片付けてしまうこともありますが、

時間に余裕があるときは、この方法を実践することが多いです。


少しずつ、自分で片付けられる量が増えてきて、

そうやって成長していくのであれば、焦る必要はありません。

片付けができない子供に対して敏感にならない

そもそも、片付けができないことや、

いつまで経っても片付けをやらないということは、みんなが経験することです。


私の娘も、今年4歳になる頃には

ようやくお片付けができるようになったと感じています。


いらいらする気持ちが湧き上がることもありますが、

その感情を抑え、

(もちろん叱ることも重要ですが)気長に待つことが大切です。


片付けができない子供に対して、

過剰に敏感になる必要はありません。


できなかったときは「そうだよね。そんなものだよね。」と

自分の中で受け入れてしまうのが良いでしょう。


もちろん、できないこともあると思いますが、

毎回叱り続けていると、

お片付け自体に対する恐怖心を抱くようになってしまう可能性があります。


自分自身が冷静な気持ちでいることも、

子供のお片付けを促すための大切なポイントの一つです。

最後はしっかり褒めてあげる

この5つの方法に共通して大切なのは、最後にしっかりと褒めることです。


子供は大好きなママやパパに褒められることで、

非常に嬉しい気持ちになります。


そうした喜びを経験することで、お片付けも

自然と自分から行うようになるでしょう。


「パパ、お片付けできたよ!」と誇らしげに駆け寄ってくる

我が子の姿は本当に愛おしいものです。


中にはお片付けが苦手で、

時間がかかる子供もいるかもしれません。


そんな時には、これらの5つの方法を実践してみることで、

お子さんにとって効果的な対処法が見つかると思います。


焦らずゆっくり進めていけば大丈夫です。

今できないことも、必ずできるようになります。

→「子供がいうことを聞かない!イライラすることに疲れ果ててしまっているあなたへ」の記事はこちら。いますぐチェック!

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