子供が言うことを聞かなかったり、食事を拒否したり、
夜になかなか眠りにつけなかったり･･･育児をしているママやパパにとって、
このような悩みは尽きることがないものです。
日々の育児の中で、疲労が蓄積していくことも多く、
その結果、子供に対してイライラしてしまう瞬間があるのではないでしょうか。
後から振り返って、どうしてあんなことでイライラしてしまったのだろうと、
後悔することも少なくありませんよね･･･
このような日々が続く中で、心身ともに疲れを感じている方も多いのではないでしょうか。
親も一人の人間ですから、イライラすることがあるのは当たり前のことです。
しかし、できる限りそのイライラを子供に向けてしまい、その結果子供に悲しい思いをさせたくないと思うのが、本音ではないでしょうか。
私も現在、わがまま盛りの3歳の子供を育てていますが、
毎日子供との戦いのような状況です。そこで、私ができるだけイライラしないように心がけていることや、
実際にイライラしてしまったときに試みている工夫を共有いたします。
子供が言うことを聞かないのは当然、そう思うことでイライラが軽減される
まず最初に、この考え方を持つことが重要です。相手はまだ小さな子供ですから、
常に聞き分けが良く、お利口でいることを期待するのは無理があります。
確かに頼むからお願いという場面は数多くありますが、
そんな時こそ、子供が言うことを聞かないのは当たり前だという前提を持っておくことで、
イライラを少しでも軽減することができるのです。
少し変な表現になりますが、期待しないことが最も効果的な方法だと言えます。
例えば、保育園に送り出さなければならないのに、子供が着替えを嫌がるだろうな、
直前になってぐずることが想定できる場合、あなたにとって
悪いシナリオを思い描き、心の準備をしておくことが大切です。
そうした状況になった際に「ほら、来た」とか「やっぱりね」と思えると、
イライラを少し和らげることができるでしょう。
私の場合は「あたり―！」や「そう来たか！」と、
心の中で楽しむようにしています。
実際に言うことを聞かない場面に直面した時には、
笑顔で接することができ、子供も機嫌を損なわずに済むのです。
子供はこの世界に生まれてからまだ数日、あるいは数年しか経っていないのです。
人生経験がほとんどないため、我慢することや自分の感情を
コントロールすることを知らないのが現実です。
育児において、私たち親はこういった事実を意外と忘れがちです。
子供が言うことを聞かないのは当然のこと、物事がうまくいかないのも当然、
子供もあなたも何も悪くないのです。
これは非常に自然な現象であり、成長のための重要なステップであると理解することが大切です。
まずはこのマインドを持つことで、あなた自身も子供も笑顔になれるでしょう。
子供ではなくまず自分自身に余裕を持つ
とはいえ、私も時には子供に対してイライラしてしまうことがあります。
自分がイライラしているときに振り返ってみると、
眠気がある、仕事で疲れている、時間に追われているなど、
自分自身に余裕がない時期だと気づくことが多いのです。
もし寝不足であれば、ぜひパートナーに子供を任せて、
たった30分でも良いので仮眠を取ることをおすすめします。
仕事が疲れる原因であれば、同僚や上司に相談してみるのも良いでしょう。
時間に追われている場合には、その状況を改善するために
どのようにすれば良いか、具体的な対策を考えてみることが重要です。
また、夫婦だけでなく他のサポートも必要な場合は、遠慮せずに助けを求めてください。
確かに子供は、夫婦二人の間に生まれた存在ですが、
だからといって全ての責任を二人だけで背負う必要はありません。
両家のご両親や近所の方、職場の人々などに協力をお願いして、
あなた自身が自分らしくいられるよう、余裕を持つことが大切です。
ママやパパに余裕がないと、子供もその状況を敏感に感じ取ります。不安を覚えたり、恐怖を感じて反発することも少なくありません。
親の感情は子供に伝染すると言われているのは、本当にその通りです。
つい子供にイライラしてしまうことについて、
思い切って夫婦間で話し合うのも良いアイデアです。
どちらかに余裕がなければ、もう一方が受け止め役になることも必要です。
このように夫婦で連携を図ることで、
イライラして疲れたあなたの気持ちを癒すことができるでしょう。
子供にイライラすることよりも、その後のフォローを考えることが重要
どんなに対策を考えたところで、イライラしてしまう瞬間は必ずやってきます。
ママやパパであれば、一度は大きな声で怒ってしまったり、
厳しく接してしまうこともあるでしょう。
私も何度かそのような状況で、子供を泣かせてしまったことがあります。
その際には「ごめんね」としっかり謝ることが大切です。
3歳くらいになれば、ママやパパの喜怒哀楽や
言葉をしっかり理解できるようになっています。
なぜあなたが怒ってしまったのか、何が悪かったのかを
できる限り簡単な言葉で、短く説明してあげることが大切です。
「だからごめんね。これからは頑張るから。」
と言って、仲直りを図ることが大切です。
「もう知らない」と放置してしまうと、
子供はあなたの気を引こうとして、ますますわがままを言うことになります。
最悪の場合、物を投げたりして危険な状況に陥る可能性も考えられます。
子供は、どんなに叱られても怒鳴られても、ママとパパのことが大好きなのです。
イライラして子供を無視したり、
自己嫌悪に陥るよりも、
最も大切なことを実行してあげることが必要です。
「ごめんね」と言って、子供を抱きしめてあげれば、
子供もちゃんとあなたの気持ちを理解してくれるでしょう。
「ママはもう怒っていない、パパは理解してくれたんだな」と、
と安心してくれるはずです。
子供と共にあなたも成長する
我が家の子供は3歳ですが、私自身も父親としての経験は3年目ですし、
妻も母親としての経験は3年にわたります。
子供もあなたも初めての経験なので、
物事がうまくいかないのは自然なことです。
重要なのは、うまくいかなかった時に、どのように対処するかということです。
今、子供に対してついイライラして自己嫌悪に陥っている方は、安心してください。
それはうまくいっていない状況に気づいている証拠であり、
きっとそこから解決策や工夫が見えてくることでしょう。
子供が言うことを聞かないことで、
イライラすることに疲れ果てているあなたに、
少しでも役立つ情報になれば嬉しいです。
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