
妊娠を経て、妻の存在に対する感じ方が変わることがあるかもしれません。
結婚した当初、彼女はとても優しく感じられたかもしれませんが、妊娠を経験することでその印象が変わってしまうことに驚くこともあるでしょう。
妊娠中の奥様を支える旦那様、毎日お疲れ様です。
妊娠に伴い、女性のホルモンバランスは大きく変化することが広く知られています。
そのため、女性が「変わる」ことについては理解しているつもりでした。
しかし、実際にその状況に直面すると、どれだけ準備をしていても、戸惑いや辛さを感じることがあるのは事実です。
もちろん、最も辛い思いをしているのは奥様ですが、
それを支える旦那様もまた、非常に厳しい状況にあることは間違いありません。
私自身、妻が妊娠した際には事前に知識を持っていたものの、
さまざまな困難に直面することになりました。
そんな妊娠中の夫たちに向けて、
夫婦円満のために「絶対に注意すべきこと」をお伝えしたいと思います。
私の実体験を基にした情報をここにまとめていますので、
これを参考にすることで、妊娠中に余計な喧嘩を避けることができるでしょう。
あなたはただの夫ではなく、妊婦の夫であるという当事者意識が夫婦円満の鍵

まず初めに、これは非常に重要なポイントだと私は確信しています。
お腹の中にいる子どもを妊娠しているのは、確かにあなたの奥様です。
しかし、そのお腹の中にいる子どもは、あなた自身の子どもでもあるということを常に忘れないでください。
意外にも、当事者意識を持たない旦那様が多いことに驚かされます。
知り合いの中には、奥様が妊娠しているにもかかわらず毎晩飲みに行ったり、
出産の際に家でただ寝ているだけの人が少なくありません。
そんな状況を目の当たりにするたびに、私はこう感じます。
妊娠中に夫婦の関係に亀裂が入るのは、ほとんど旦那側の行動に起因しているのではないかと。
奥様の妊娠は、旦那さんにとっても妊娠の一部なのです。
そのため、当事者意識を持つことが非常に重要です。
出産という命がけの瞬間に、私たち男性はほとんど何もできません。
せいぜい無事に生まれてくることを祈ったり、
立ち会い出産で自らの無力さを痛感するかのどちらかです。
だからこそ、当事者意識を持って、
妊娠中の奥様に対して何ができるのか、
これから生まれてくる子供のために、
どのようにサポートすべきかを考える必要があります。
この当事者意識が欠けてしまうと、妊娠中でも
夫婦が円満に過ごすことは非常に難しくなるでしょう。
妊婦の夫が特に気をつけるべき「臭い」

当事者意識を持つことができたら、次のステップに進んでいきましょう。
妊婦の夫が特に注意すべきことの一つが、
「臭い」に関することです。
奥様のお腹の中には、あなた以外の新しい命が宿っています。
そのため、体内のホルモンバランスは大きく変化しているのです。
最も顕著に現れるのが、臭いに対する感受性の変化です。
これまで気にならなかったり、好んでいた臭いが突然嫌悪感を抱くようになることもあります。
私の家庭では、炊き立てのご飯の匂いがその一例でした。
幸運なことに、私はタバコも吸わずお酒も飲まないため特に問題はありませんでしたが、
中には、タバコや整髪料、冷蔵庫の臭いなどが辛いと感じる方もいるようです。
そして、男性が特に気をつけたいのが自分自身の体臭(加齢臭)です。
これが奥様には非常に強く感じられることがあるそうです。
女性は匂いに対して敏感で、時にはそれが好きであることもありますが、
今まで大丈夫だったのに、急に受け付けなくなることもあるのです。
それは決してあなたのことを嫌いになったわけではなく、
妊娠に伴う体質の変化が原因です。
どうか冷静に受け止めてください。
とはいえ、妊婦さんは臭いに非常に敏感です。
飲みに行くなとは言いませんが、
居酒屋など、アルコールとタバコの匂いが充満している場所はできるだけ避けた方が良いでしょう。
また、食事内容にも注意が必要です。脂っこい食べ物や
ニンニクの臭いは、特に妊婦さんにとって辛く感じることが多いです。
奥様と一緒に食事をする際は、できるだけこれらの食材を避けるよう心がけましょう。
こまめな連絡が夫婦円満の秘訣

これは結婚前も後も変わらないと思いますが、
妊娠中は特に、奥様への連絡を頻繁に行うことがとても重要です。
特に、1人目の出産時にはこの点が非常に重要です。
あなたと同じように、奥様も人生で初めての経験をしています。
初めての経験にはドキドキや楽しみが伴いますが、
多くの部分では「不安」であると感じることが多いです。
奥様は常に不安な気持ちを抱えています。
特に、悪阻の時期には仕事を休んで
自宅で過ごす奥様も多く、
1人でいるとその不安感は一層強まります。
朝の通勤時、会社に着いたとき、昼休み、
ちょっとした隙間時間や退社時、帰宅の電車の中、
最寄りの駅に着いたときなど、
こまめに連絡を取り、奥様の体調を気にかけることが非常に重要です。
奥様が信頼を寄せているのは確かにあなたです。
あなたが頼りにされているのです。
そんな旦那様から1日に何度も、
できる限り多くの連絡があれば、奥様も
「自分のことを気にかけてくれている」と感じ、
少し安心できることでしょう。
妊娠中のメンタルの安定は、
夫婦円満に生活するための重要な要素となります。
仕事が忙しい時期には難しいかもしれませんが、
奥様を放置したり、面倒だと思わず、
短いメッセージでも良いので、こまめに声をかけてあげてください。
家事は全てやるつもりで!休みの日は一緒に出かける

妊娠中の奥様は自由に動くことができません。
少しの段差が、自分の身長よりも高く感じられることさえあります。
そんな奥様に家事を全て任せるわけにはいきません。
私の個人的な意見ですが、妊娠中(そしてその後)の家事は、
旦那様がすべてをやるつもりでいた方が良いと考えます。
せめて自分の分だけでもやってください。
妊婦さんにも適度な運動が必要ですが、家事はその例外です。
これを怠ると、奥様のストレスが増し、
余計な負担をかけてしまうことになります。
洗濯、掃除、料理(簡単なもので構いません)、
この3つは最低でもこなしておきましょう。
悪阻の時期には、おじやなどの簡単なものしか食べられないことが多いので、
旦那さんでも簡単に作れる料理で十分です。
さらに、休みの日には一緒に出かけることをおすすめします。
体が自由に動かせないとはいえ、
奥様もずっと家にいるとストレスが溜まりますし、
気分転換が必要です。遠出する必要はなく、
近所を散歩するだけでも良いのです。
もちろん、奥様の行きたい場所やリクエストに応えることも非常に大切です。
妊娠中の体で1人でいることは不安でも、
旦那さんが一緒であれば多くの安心感を得られるでしょう。
出かける際には、歩く速度や
奥様の荷物、体調の変化にしっかり配慮してください。
妊婦検診はできるだけ一緒に受けて母子の変化に注意を払おう!

毎回全てに参加することは難しいかもしれませんが、妊婦検診にはできるだけ一緒に行くよう努力しましょう。
どうしても参加できない場合は、検診内容を
奥様からしっかり聞き出し、
母子手帳にも目を通しておくことが重要です。
妊娠から出産までの間、何が起こるかは予測がつきません。
奥様が突然倒れたり、意識を失うことも考えられますし、
不正出血が起きる可能性もあります。
不安を煽るつもりはありませんが、必ず何らかのトラブルは起こり得ることを理解しておいてください。
その際に頼りになるのは、あなた自身です。
今、妊娠何周目なのか、赤ちゃんの大きさはどのくらいなのか、
奥様の体重や最近の食生活の変化について把握しておくことで、
トラブルが発生した際に冷静に対処できるようになります。
私の場合、妊娠中にうつ病になりかけた経験がありますが、
この時期に精神的に沈んでしまいやすいことを事前に知っていたので、
慌てずに対処することができました。
少しでも奥様の変化に気づくことが重要です。
妊婦の夫が注意すべき点は多いが、全ては夫婦円満のため

私が妻の妊娠中に特に気をつけていたポイントをお伝えしました。
それでもきっと「足りない!」と
世の奥様方から叱責を受けることもあるかもしれません。
ですが、これらの点に注意を払うことができるかどうかは、
夫婦の関係に大きな影響を与えることは間違いありません。
どんなに準備をしていても、トラブルが発生するのは避けられないかもしれません。
それでも、少しでも夫婦円満に妊娠期間を過ごすために、
幸せなマタニティライフを送るために、
奥様を支える頼りがいのある旦那様であってほしいと心から願っています。
私のこの実体験が、少しでも皆様の夫婦円満に役立てられることを願っています。
→「赤ちゃんの夜泣きで悩んでるあなたに!とっておきの対処法 」の記事はこちら。いますぐチェック!