幼い子どもたちは、様々な事情から
時にはわがままを言ったり、涙を流して
自分の感情を表現しようとすることがありますよね。
特に2歳前後の子どもは、
いわゆるイヤイヤ期に突入し、
ご飯を食べないことや、
寝ることを拒むなど、
そういった行動が増える時期です。
確かに、この時期は子どもの発達において
非常に重要なステージですが、
親としては非常に悩ましいし、
イライラしやすい時期でもあることは否定できません。
せっかく手間暇かけて作ったご飯を
食べてくれなかったり、
暴れたりする姿を目にすると、
親としてはついつい怒りを覚えてしまうこともありますよね。
そこで、今回は2歳児が
ご飯を食べない理由についてと、
子育て中に感じるイライラを和らげる方法について
お話ししていきたいと思います。
子供がご飯を食べてくれない理由は？
さて、なぜ子どもたちはご飯を
食べてくれないのでしょうか。
どんなに幼い子どもでも、
何らかの理由があって食べないことが多いです。
ここでは、2歳前後の子どもが
ご飯を食べない理由を
5つご紹介したいと思います。
・食べ物の味や食感が気に入らない
味が薄すぎる場合や、逆に濃すぎる場合、
苦味や固さがある食材は、
幼い子どもたちにとって非常に
苦手なものとなってしまうことがあります。
また、まだ咀嚼機能が十分に発達していないため、
固い食材を与えると、
嫌悪感を示して泣くことも多く見受けられます。
そのため、できるだけ細かく切って与えたり、
小麦粉や片栗粉を使って柔らかく調理することで、
おとなしく食べてくれる可能性が高まります。
さらに、離乳食と同様の薄味では、
2歳児にとっては物足りないと感じることもあるでしょう。
徐々に大人と同じ味付けに
近づけていくことが重要です。
・親と一緒に食事をしていない
子どもは、どんな時でもパパとママに
自分を見てほしい生き物です。
たとえ食事中であっても、
両親の視線が自分に向かっていないと
気が済まないことが多いです。
夫婦の会話は子どもが寝た後に行い、
食事中は子どもに話しかけたり、
優しく見守ってあげることが大切です。
こうすることで、親の注目を浴びるために
ご飯を食べないという行動は減少するかもしれません。
・テレビがついている
食事中にテレビがついていると、
多くの子どもは気が散り、食事に集中できなくなります。
その結果、手が止まってしまったり、
かむ回数が減ったりすることもあります。
食事中は家族との
コミュニケーションを大切にし、
テレビは消して、食事に
集中できる環境を整えてあげましょう。
・食事の量が多すぎる
大人と同じ量の食事を
子どもに強要していませんか？
2歳くらいの子どもは、
食事量に個人差が大きく現れることがあります。
残してしまうことが多い場合、それは
ご飯の量が適切でない可能性が高いです。
早めに気づいて調整してあげることが
大切です。
また、きちんと完食した際には
ほめてあげることも忘れずに。
さらにおかわりを聞くことで、
食事量を増やすこともできるでしょう。
・おやつのあげすぎ
おやつの量が多すぎる場合や、
食べる時間がご飯と近すぎると、
お腹が空いていないために、
ご飯を食べてくれないことが増えてしまいます。
たとえば、19時前後に夜ご飯を食べる場合、
子どものおやつは午後3時前後に与えるようにしましょう。
また、飲み物もおやつ以外の時間は
お茶にして、ジュースは避けることが望ましいです。
甘いおやつをもっと食べたいと
かわいくおねだりしてくる子どももいるかもしれませんが、
ここは心を鬼にして我慢させることが重要です。
夜ご飯の時間に合わせて、
おやつの時間や量を調整することで、
子どもがぐずることなく
夜ご飯を食べてくれるようになるでしょう。
子育てのイライラを解消する方法
ご飯を食べてくれないことや、
わがままを言うことなど、子育て中には
イライラするシーンが多々ありますよね。
そのイライラは、爆発する前に解消する必要があります。
ここでは、子育て中のイライラを
軽減する方法を3つご紹介します。
・友人と話す
ママ友同士で子育ての悩みについて
相談する機会を持つことで、共感を得たり、
解決策を教えてもらえることもあります。
一人で悩みを抱え込むと辛くなりますが、
同じ悩みを持つママ友がいると
思うだけで、気持ちが楽になるものです。
また、児童館や相談教室、
インターネットなどを通じて、
さまざまな人とつながることや、
アドバイスをもらうのも良い方法です。
多くの人と関わることで、
イライラを一人で抱え込まずに済むのが、
解決策の一つと言えるでしょう。
・一人の時間を作る
子育てをしていると、自分のための時間を
持つことが難しくなってしまいます。
たまには、親や知人に
子どもを預けて、自分の時間を
楽しむことをぜひおすすめします。
映画を観たり、買い物に出かけたり、
のんびりとした時間を過ごしたりするのも良いでしょう。
その人にとって一番リラックスできる方法で過ごすのが理想です。
親という立場を一時的に忘れ、
自分自身の時間を楽しむことで、
意外と心が軽くなり、
再び子どもと向き合うことができるようになるでしょう。
・完璧を求めない
子育てにおいて、すべてが思い通りに
進むことはまずないと言っても過言ではありません。
むしろ、うまくいかないことの方が多いのが現実です。
子どもに対して完璧を求めず、
できないことがあっても当然だと考えることで、
少しは気持ちが楽になるかもしれません。
また、自分自身にも同様に、
完璧な家事を求めず、
週に1回はお惣菜を利用したり、
掃除は3日に1回にしたりと、
適度に手を抜くことも大切です。
頑張りすぎないよう心掛けることで、
心に余裕が生まれ、
イライラしたり、怒ったりする頻度が減っていくことでしょう。
まとめ
今回は、2歳の子どもがご飯を食べない理由や、
子育て中のイライラを解消する方法について
詳しくご紹介しました。
子育ては非常に大変なものであり、
思い通りにいかないことが多く、悩むことも
たくさんあるかと思います。
そんな時でも、心に余裕を持ちながら、
無理をしないよう心掛けていきましょう。
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