
サクランボの木とサクラの木の違いは何か?育てるにはどうするべきか?
サクランボの木とサクラの木は、
どちらもバラ科サクラ属に属する落葉性の果樹であり、一般的には桜桃(オウトウ)と呼ばれることが多いです。
花弁や種の形状も非常に似ているため、
苗木の段階ではサクランボの木とサクラの木を見分けるのが非常に難しいというのが実情です。
そのため、多くの人々が気にかけているものの、見分け方に悩んでいるのではないでしょうか。
あなたはこの二つを見分けることができるでしょうか?
実は、サクランボの木と
サクラの木を簡単に見分ける方法が存在するのです。
そのポイントは、花の色と実の食用性に注目することです。
サクランボの木の花は一般的に白色であるのに対し、サクラの木の花は
ほとんどがピンク色をしています。
サクランボの木の品種によっては異なる場合もありますが、
大半の品種は赤く甘い食べられる実を結びます。
一方で、サクラの木には黒くて小さな
食べることができない実が成ります。
同じバラ科サクラ属で花の形が似ているにもかかわらず、このような明確な違いが存在するのです。
今回は、美しい白い花を楽しむこともでき、
さらに美味しい実を収穫できる魅力がたくさん詰まった
サクランボの木の育て方とその重要なポイントについて詳しくお話ししていきます。
私自身も子供の頃、実家にサクランボの木がありました。
大人になった今でも、そのサクランボの味が
本当に美味しかったという記憶が未だに心に残っています。
ぜひ、お子様のためにもサクランボの木を育ててみることをお勧めします!
サクランボの木の種類はどのようなものがあるのか?

日本国内で栽培されているサクランボの木には、
30種以上の品種が存在し、世界全体では
実に1000種を超えるとされています。
サクランボの木は大きく分けて三つのグループに分類されます。
◎西洋実桜(甘果桜桃)
日本で特に人気のある品種には、
赤い宝石のような美しさを持つ佐藤錦や、
アメリカ原産でジューシーな果肉が特徴の高砂などがあり、
これらは生食用のサクランボに分類されます。
◎西洋酸実桜(酸果桜桃)
こちらは生食には適さず、缶詰やジャム、
お酒などの加工品に向いているサクランボです。
原産国はドイツで、ブラックチェリーが有名です。
◎支那実桜(中国桜桃)
この品種は雄しべが長く、梅の花に似た独特な雰囲気が特徴です。
原産国は中国で、日本には自生していません。
サクランボの実は食用ですが、
日本ではあまり普及していない品種です。
今回は、特に日本国内で栽培しやすく、
苗木が入手しやすい
西洋実桜の育て方について、
これから詳しく解説していきます。
サクランボの木を上手に育てるためのポイントはどのようなものか?

開花期→4月中旬
収穫期→5月中旬〜6月中旬
植え付け期→12月〜3月
剪定→7月下旬〜8月および12月〜2月
サクランボの木は、
日光を好む性質を持つため、
日当たりの良い場所に植えることが、
成長を促進させる上で最も重要なポイントとなります!
サクランボの苗木はネット通販で多く販売されており、
専門家によって剪定された状態で手に入るものもあるため、
ガーデニング初心者の方でも、比較的気軽に始めることができますよ♪
結果が出るまでには3年から5年ほどかかることもありますが、
自分で育てたサクランボは特別に美味しく感じられ、
贅沢な気分を味わいながら、幸せな瞬間を楽しむことができるでしょう♪
◎佐藤錦
◎紅秀峰
◎ナポレオン
◎2年目の苗木(2品種)
◎サクランボ(陶器鉢)

おすすめの土はこちら

地植えの場合は、直径80cm、深さ60〜80cmの穴を掘り植え付ける必要があります。
水やりは、土が極端に乾燥しない限り基本的に不要です!
※寒冷地で育てる際は、鉢植えが推奨されます。
鉢植えの場合は、苗木よりも
二回り大きい深めの鉢に植えましょう。
水やりは、表面の土が乾いたらしっかり与えるようにしましょう。
★重要ポイント→サクランボの木は
一本だけでは受粉ができない自家不結実性のため、
異なる品種を混植して受粉させる必要があります。
特に相性の良い品種をいくつかご紹介しますので、
ぜひ参考にしてみてください。
☆佐藤錦 + ナポレオン
(ヨーロッパからきた通好みのサクランボ)
☆高砂 + ナポレオン
☆紅秀峰(比較的新しい品種で大粒) + 佐藤錦
肥料について
地植えの場合は2月と10月に、
鉢植えの場合は2月と5月に、
化学肥料を与えることが推奨されています。
ここでおすすめの肥料を紹介します。
初心者でも甘いサクランボが実りますよ♪
https://item.rakuten.co.jp/auc-bimi/daiwa-kenkoufutsu-2kg/
収穫について
花が満開になってから15日から20日ほどで実ができ、
約40から50日で色づきが始まります。
全体が真っ赤になったら収穫のサインです♪
★ワンポイントアドバイス★
開花後20日ほど経ち、実が膨らんできたら、
余分な実を摘み取ることをお勧めします!
もったいないと感じる方も
いるかもしれませんが、無駄にせずに摘み取ることが重要です!
一ヶ所あたり実を2〜3個に制限すると、
果実に栄養が行き渡り、より大きく、甘くて美味しい果実が実るでしょう︎。
害虫対策について
安全のため、牛乳を霧吹きで
吹きかけて虫を退治することが効果的です。
それでも効果がない虫に対しては、
薬剤の使用を検討することが必要です。害虫被害を未然に防ぐためには、
早め早めの対策が非常に重要です。
こちらは収穫の前日まで使用可能で、安心して利用できる商品です。
土に混ぜるだけで安全に使用できるため、
最後に
あなたもサクランボの木を育ててみたいと思いましたか?
好きな品種を組み合わせて、
あなただけのサクランボを育てて、
ぜひその美味しさを堪能してみてくださいね︎。
開花期には白い花が咲き誇る様子も美しいので、
自宅でお花見気分を楽しむこともでき、
本当にサクランボの木を育てることはお勧めです♪
→「紫陽花の鉢植え、肥料の量やおすすめの植木鉢について紹介!」」の記事はこちら。ぜひ今すぐチェックしてみてください!