
新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るっている現在、
皆さんはどのように過ごされていますか?
在宅勤務やリモートワークを導入する企業が増加しており、
自宅にこもっている方も少なくないのではないでしょうか。
私自身も、今は在宅での
勤務を余儀なくされている状態です。
外出自粛が長期にわたる中で、
注意すべきなのはコロナウイルスだけではないことをご存じでしょうか?
今回は、外出自粛が続く今だからこそ、
私たちが十分に注意しなければならない点について
お話ししたいと思います。
コロナうつとは?

“コロナうつ”という言葉をご存知でしょうか?
その名の通り、新型コロナウイルスに関連して引き起こされるうつ症状を指します。
コロナうつの主な原因には2つの大きな要素があります。
- 感染への過度な不安感
- 外出禁止や在宅勤務による人とのつながりの喪失
これら2点が、コロナうつの大きな要因となっているのです。
テレビやネットニュースでは、
日々、コロナウイルスに関する情報が半分以上を占めており、
自然に耳に入ってくる日常を送っている方が多いのではないでしょうか。
在宅勤務をしていると、必然的にテレビを観る時間も増え、
さらに多くの情報が耳に入ることになります。
その上、志村けんさんや岡江久美子さんの訃報に
大きなショックを受けた方も少なくないでしょう。
もちろん、新型コロナウイルスを軽視することはできませんが、
過度な不安感や危機感を抱えることによって
コロナうつになってしまうリスクが高まるのです。
もう一つの原因は、在宅勤務によって
人との関わりが断たれてしまったことです。
特に女性は、会話を通じて
ストレスを発散することが多いと言われています。
愚痴や日常の何気ない会話でも、
誰かとコミュニケーションを取ることは
私たちが思っている以上に重要であり、
ストレス解消に大きく貢献しているのです。
自宅にこもることで、話し相手は家族のみとなり、
一人暮らしの方にとっては
完全に孤立してしまい、話し相手が全くいない状況に陥ります。
ここで注意が必要なのは、
業務連絡などの仕事関連の会話だけでは不十分だということです。
テレワークを行っている方の中には、
電話で仕事を進めている方もいるかもしれませんが、その際に雑談を交えていますか?
出勤している際には、業務連絡はもちろん行いますが、雑談も多くありますよね。
必要なのは業務連絡だけでなく、雑談も大切なのです。
コロナうつにならないための対策とは?

コロナうつを回避するために実践すべき対策は、
比較的簡単に取り組むことができるものばかりです。
ポイントは3つあります。
- 情報を遮断する
- 以前の生活習慣を維持する
- 人とのつながりを継続する
この3つが重要な対策となります。
では、それぞれを詳しく見ていきましょう。
●情報を遮断する
これはコロナウイルスに関する
情報を常に見続けることが、
脳を興奮させ過度の不安を引き起こす原因となります。
もちろん、コロナウイルスに関する最新情報を知ることは
極めて重要ですが、
1日中ニュースを見続ける必要はありません。
朝と夕方のニュースをチェックする程度で十分であり、
意図的に情報を遮断する時間を持つことも必要です。
コロナウイルスに関する情報から離れ、
読書やお茶を楽しむなどリラックスする時間を設け、
コロナウイルスに触れない時間を確保しましょう。
ここで気を付けるべきはスマートフォンです。
現在、スマートフォンはコロナウイルスに関する
情報が大量に入ってくるツールとなっています。
コロナウイルスに関する情報に触れない時間を持つ際には、
スマホを見ないように心がけることをお勧めします。
●以前の生活を維持する
皆さん、これはどうでしょうか?
外出自粛や在宅勤務が始まってから、
以前はある程度時間に縛られた生活を送っていたのに、
今はかなりルーズな生活になっている方が多いのではないでしょうか。
健康的な食事、適度な運動、良質な睡眠
これらは心身の免疫機能を高めるために非常に重要です。
一日のタイムスケジュールを設定し、
日々の流れを明確にすることが大切です。
さらに、適度な運動についてですが、
皆さんはラジオ体操をしたことがありますか?
小学生の頃に何気なく行っていたラジオ体操は、実は非常に効果的な運動なのです。
ラジオ体操第一は正しい姿勢と呼吸を整え、
ラジオ体操第二では強くしなやかな体を作ることができます。
特におすすめなのは、朝・昼・夕方(就寝の3時間以上前)に
第一と第二を行うことです。
どの筋肉を使うべきかを
意識しながら行うと、
ラジオ体操を3回行うことでウォーキング45分と
同じくらいの運動効果が得られるのです。
可能であれば、朝のラジオ体操は
朝日を浴びながら行うと、
体内時計を整える効果も期待できるでしょう。
●人とのつながりを維持する
これは先ほども少し触れましたが、
仕事上の関係ではなく、友人や知人との関係についてです。
今はLINEなどの無料通話アプリが
普及している便利な時代となっています。
通話料を気にせず、気軽に会話を楽しむことが可能です。
普段はテキストで済ませていることでも、
少し電話をつないで声を出して話してみましょう。
可能であればカメラ通話を利用して顔を見ながら、
会話をするのがより良いでしょう。
家事をしながらや、食事をしながら電話をすることで、
孤立した状態を長引かせないことが重要です。
コロナうつ まとめ

確かにコロナウイルスは恐ろしい存在ですが、
コロナうつもまた非常に危険な現象です。
少しの運動を取り入れたり、雑談を交えたりすることで、
日常的に簡単に実践できることを
ご紹介させていただきました。
ぜひ皆さんもこれらの対策を取り入れ、
コロナウイルスに立ち向かっていきましょう。
→「10万円給付の使い道!どう使う?自分のため?世のため人のため?」の記事はこちら。今すぐチェック!