流行するZOOM飲み会の危ない事実とその対策について

新型コロナウイルスの影響により、多くの飲食店が営業を自粛せざるを得ない状況となり、

結果として、国民に対しても外出自粛の要請がなされ、外食の機会は大幅に減少しました。


友人同士での食事会や飲み会は次々と中止され、

お酒を楽しむ人々にとっては、非常に退屈な日々が続いているのではないかと思います。


そんな厳しい状況の中で、次々と普及しているのが

オンラインツールを駆使したオンライン飲み会です。


特に、ZOOMというオンラインコミュニケーションツールを

用いたZOOM飲み会が非常に人気を集めています。


しかし、その楽しさの裏側には、デメリットや危険性が潜んでいることも忘れてはならないのです。


では、ZOOM飲み会にはどのような危険が存在するのか、

また、その対策として考えられることは何かについて詳しく解説していきます。

あなたのZOOM飲み会、セキュリティが危険にさらされているかもしれません!

まず第一に、ZOOMというツールはセキュリティに関して、

過去にいくつかの問題が指摘されたことのあるツールです。


私はもともとウェブ関連の仕事に従事しているため、

ZOOMに類似したオンラインコミュニケーションツール

(SkypeやChatworkなど)を頻繁に利用しています。


そのようなアプリを活用する際には、

最も重視すべきはセキュリティの部分です。


ビジネスを行う上では、個人情報や、

新たなビジネス計画やシステム開発など、

外部に漏れてしまっては困る情報を扱うことが多いのです。


このように考えると、セキュリティ面が

重要であることは自明であると言えるでしょう。


さらに、冒頭でも述べたように、

ZOOMはもともとセキュリティに関して

脆弱性が指摘されていたアプリケーションです。


具体的には、基本的に必要とされる暗号化が

実際には行われていなかったという問題がありました。


暗号化とは、オンライン通話を第三者に

盗聴されたり、チャット内容を傍受されないための重要な技術です。


実際の事例として、個人や学校でのオンライン通話中に

第三者が会話に侵入してくるというケースが報告されています。


個人の飲み会のようなカジュアルな場に、

第三者が乱入することは考えにくい(乱入者に利益がないため)

ので、多くの利用者にとっては脅威とはならないかもしれません。


とはいえ、現在では主要な脆弱性については

対応済みとの公式コメントが出ていますので、

一応は安心して利用できる状況にあると考えても良いでしょう。


私自身ももちろん、私の周囲でも

トラブルに関する報告は今のところ特にありません。


しかし、一度でもこうしたトラブルが発生すると、

再び狙われやすくなるのも事実です。


利用者である私たちも、こうした

個人情報の流出に対しては、ZOOMに限らず、

オンラインツールを使用する際には十分な対策を講じるべきです。


この後は、セキュリティ面で私たちが

実施できる対策について詳しく説明していきます。

ZOOM飲み会に限らず、屋外でのログインには危険が潜んでいるので注意が必要です

これはZOOMに限った話ではありませんが、

外出時のログインには特に注意が必要です。


言い換えれば、人目のある場所での

ログイン行為は避けるのが最良の選択でしょう。


意外と知られていない事実ですが、

個人情報の流出は、主に盗み見によって引き起こされることが多いです。

スマホが普及した現在、電車内や飲食店で

スマホを使うことが一般的となっています。


電車の隣の席に座っている人や、

すぐ後ろに立っている人、

飲食店内の隣の席にいる人などは、

あなたのスマホの画面を簡単に見ることができてしまいます。


そのため、ログインを行う際は人目につかない場所で

行うことを心がけるようにしましょう。


ZOOMに限らず、ログインが必要な

TwitterやInstagramなどのSNS、またはAmazonや

楽天といったネットショップを利用する際にも注意を払うことが大切です。


特にネットショップでは、クレジットカード情報も

登録されていることが多いでしょう。


さらに、カフェや地下鉄などのフリーWiFiを

利用しているときにログインすることも極力避けることをおすすめします。


フリーWiFiは誰もが利用可能な

ネットワークであるため、第三者による傍受のリスクが高まります。


重要な情報を管理している場合は、

フリーWiFiではなく、自分だけが使用できる

ネットワークを利用することを推奨します。


あなたの個人情報が悪用されないように、

基本中の基本であるこの対策を絶対に忘れずに実施してください。

ZOOM飲み会を行う前に、設定をしっかりと理解しておくことが重要です

スマホやPCの操作に自信がない、

またはインターネットの知識が全くない方にとっては、

設定を理解していないと少々危険な場面があるかもしれません。


ZOOMで飲み会を行うためには、まずミーティングを

立ち上げる必要があります。

このミーティングに参加者を招待する形が一般的です。


招待された側は、招待用のURLにアクセスし、

ログインキーを入力して参加することになります。


使い慣れている方にとっては、

あまり心配は不要かもしれませんが、

このログイン情報を誤ってSNSに投稿してしまったり、

第三者に漏らしてしまうと、当然流出につながります。


ミーティングのURLやアクセスキーは

参加予定者以外には絶対に公開しないように心掛けましょう。


また、ZOOMにはミーティングIDと

呼ばれるものが存在します。

これは個人に与えられたユーザーIDと類似のものです。


こちらもミーティング参加者にのみ共有し、

不特定多数には公開しないことが重要です。


さらに、ミーティング(ZOOM飲み会)を開催する際には

待機室を設定することが推奨されます。


この設定はZOOMアカウントで簡単に行えます。


上記のように、参加者は発行された

URLにアクセスした後、ログインキーを入力します。

通常であれば、この段階でミーティングに参加できるはずです。


しかし、待機室を設けることによって

ミーティングのホスト(主催者)が

誰が参加を希望しているのか確認できるようになります。


ホストが正しい参加者を確認し、

参加を承認することで、参加するはずのない

ユーザーの参加を未然に防ぐことが可能となります。


つまり、待機室は二段階のロックの役割を果たしているのです。

安心・安全に楽しいZOOM飲み会を実現しよう

インターネット技術は急速に進化しており、

このおかげで、離れていてもまるで

目の前にいるかのように会話ができ、

さらには飲み会も楽しむことができるようになりました。


こうした技術の進展は本当に素晴らしいことです。


その一方で、悪意を持った人々が存在するのもまた事実です。

リスクやデメリットをしっかりと認識し、

対策を講じた上での利用が、今の私たちには求められています。


せっかくの便利で楽しいツールなのですから、

安心して安全に利用し、仲間たちとのZOOM飲み会を心ゆくまで楽しんでください。

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