６月になると、皆さんはどんなことを思い浮かべるでしょうか？
この時期、６月を思い起こした時に梅雨を連想する方は
多いのではないかと考えます。
雨が降ることで湿気が漂い、ジメジメとした感じが広がって、
外出すると靴や服の裾が濡れてしまうこともありますよね・・・
良いイメージを抱いている方は少数派かもしれません。
梅雨の季節が近づくと、梅雨を乗り切るための便利なグッズが
たくさん販売されますが、今回はそのようなアイテムの紹介は控えます！
本記事のテーマは梅雨についての理解を深め、
ジメジメした梅雨の季節を少しでも快適に過ごしていただけるような内容にしたいと思っています。
そもそも梅雨とは？
梅雨とは書いて“つゆ”または“ばいう”とも言われています。
一般的に5月から7月の間に特に雨や曇りが多い
雨季の一種を梅雨と呼んでいます。
日本だけでなく、中国、韓国、台湾なども含まれる
東アジア地域で観察される気象現象です。
梅雨入りのことを“入梅（にゅうばい）”と呼び、
梅雨明けのことを“出梅（しゅつばい）”と言います。
この梅雨は、具体的な日付で時期が決まっているわけではなく、
梅雨の発表は気象庁が行います。
その際、その時の天候や一週間ほど先の
気象予報などを考慮して、梅雨入りの判断がなされます。
5月から7月のこの期間には、中国大陸方面にある
2つの大きな空気の塊が、日本列島や
朝鮮半島方面の空気の塊と衝突し、
その中には冷たく湿った空気、暖かく湿った空気、
乾燥した空気が集まることになります。
この温度差によって停滞前線が東西数千キロにわたり形成され、雨や雲が発生します。
これが有名な梅雨前線です。
この梅雨前線が1か月から2か月の間に北上する際に、
大量の雨をもたらします。
これが梅雨という現象の正体です。
少し難しい説明に感じるかもしれませんが、
非常に簡単に言えば、
冬の高気圧と夏の高気圧がぶつかり合う、
という表現の方が理解しやすいかもしれません。
ここで疑問に思うかもしれませんが、
梅雨は冬から夏に移行する際の長雨ですが、
逆に夏から冬に移行する時にも、夏の高気圧と
冬の高気圧が衝突する現象が起こり、長雨が降ります。
この9月から10月にかけて降る約1か月の雨を“秋の長雨”と呼ぶようです。
ただし、梅雨ほど毎年明確に雨の降り方や時期が決まっているわけではないようです。
梅雨・雨の良いところ
さて、ここからは雨の良い部分についてお話ししていきます。
◎水不足の改善
雨が降ることは、単に水不足の解消に繋がります。
梅雨の時期に雨水を蓄え、夏に利用するといった仕組みです。
近年、何度か空梅雨と言われる年があり、
あまり雨が降らない梅雨も見受けられましたが、
その年の夏には水不足が深刻化し、節水が求められる事態が発生しました・・・
農作物の育成に影響が出て、野菜の価格が高騰することもありました。
雨が降らないことは、私たちの日常生活に大きな影響を与えます。
◎雨は天然の洗浄機
小雨ではこの役割を果たすのは難しいですが、
ある程度の雨が降ることで、道路が雨水で洗い流されたり、
空気中の塵を雨水が取り込み、結果的に空気をきれいに保つことができます。
◎マイナスイオンが充満する
空気清浄機でも耳にするマイナスイオンですが、
雨が降ることで、周囲にマイナスイオンが豊富に放出されます。
マイナスイオンの効果には、
血圧低下、疲労の防止や回復、心の鎮静など、さまざまな嬉しい効果があります。
◎のどや肌に優しい
雨が降ることは、空気が乾燥しないことを意味します。
空気が乾燥すると、喉がイガイガしたり、
肌が乾燥して粉をふいてしまったりと、
さまざまな悩みが生じやすくなりますよね。
そのため、雨が降ると空気が潤うので、
喉のイガイガや肌の乾燥を感じることが少なくなります。
梅雨の時期には、気持ち的にも肌が潤っているように感じるのではないでしょうか？
湿気が髪には厄介かもしれませんが、肌や喉にとっては優しい湿気です。
◎雨の日はお店がタイムセールをすることがある
雨が降ると、客足が減るため、
お店は様々な方法で集客を図ります。
その結果、タイムセールやポイント2倍といったお得なサービスを提供してくれます。
お得に買い物ができ、ポイントも貯まるなんて、
嬉しいことではないでしょうか？
多少足元が悪いですが・・・
さらに、雨の日は人が少ないため、
ゆっくりと買い物を楽しむことができるかもしれませんね。
◎雨音にはストレス解消の効果がある
雨が降っている時、家の中で静かに耳を澄ませてみてください。
屋根や壁に当たる雨音が心を落ち着けるのを感じませんか？
人は一定の周波数に近い音に癒しを感じるそうです。
夜、少し眠れない時に、
YouTubeで雨音を聴いてみると、
ぐっすり眠れるかもしれませんので、ぜひお試しください。
まとめ
今回は梅雨の良い面についてお話ししました。
私も調べていて驚いたことですが、
知らず知らずのうちに雨の恩恵を受けて生活していたようです。
ジメジメするからといって嫌だと言うのは、
もったいないと思いました。
そして調べているうちに分かったことは、
北海道には梅雨がないということです。
冬があり、梅雨はなくて夏が訪れるそうです。
しかし、北海道で節水を呼びかけることは
あまり聞かないなと思いましたが、
北海道は雪が解けて雪解け水が豊富なので、
梅雨がなくても夏に水不足になる心配はなさそうです。
それでは皆さん、これからやってくる梅雨ですが、
嫌だ嫌だと言わずに、雨の恩恵に感謝して、
受け入れるように心がけましょう。
→「浴室をしっかりキレイにする掃除方法！あなたはできてる？ 」の記事はこちら。いますぐチェック！
