フリーランスとしてデザイナーとして成功を収めるためには、独立後に安定した仕事を確保し、信頼のおける顧客を得ることが非常に重要です。これは、キャリアの基盤を築くための重要なステップです。
しかし、独立したばかりの段階では、実績が全くないため、最初はクラウドソーシングを中心に仕事を獲得していくことになるでしょう。ただし、どんな案件でも安易に引き受けることは決して賢明な判断とは言えません。
そこで、今回はフリーランスとして独立したばかりのデザイナーがクラウドソーシングで避けるべき仕事を3つご紹介いたします。これから独立を考えている方や、質の高い仕事がなかなか受注できずに悩んでいる方にとって、非常に参考になる内容ですので、ぜひご一読ください。
フリーランス独立直後のデザイナーがクラウドソーシングで避けるべき仕事3選
単価が極端に低く、実績や経験につながらない案件
例えば、デザインの仕事を希望しているのに、実際には制作とは全く関係のないアンケートやQ&Aのタスクばかりをこなすことになってしまうことがあります。
こうした経験をされた方も多いのではないでしょうか。しかし、どれだけ仕事が欲しいからといっても、こういった案件には手を出すべきではありません。
その理由は、あなたにとって実績や経験にならないような仕事は、やっても時間の無駄にしかならないからです。
加えて、こうした案件は多くが数十円や数百円という非常に低い単価であり、もし本当にお金が必要であれば、アルバイトをする方が良い結果を得られるでしょう。
アルバイトをしながら、しっかりとデザインのスキルを磨き、より高単価な制作案件を受注する方が賢明です。
実績掲載が不可の案件
フリーランスデザイナーとしてのキャリアをスタートさせたばかりの段階では、制作実績は報酬以上に重要です。
どんなに小さな実績でも、それが次の仕事へつながり、さらにはより大きな案件へと発展していく可能性があります。
大規模な案件になればなるほど、自然と制作単価も上昇するため、安定した売上を確保するためには、実績を積み重ねることが不可欠です。
ただし、実績に繋がる仕事は難易度が高く、特にクラウドソーシングを始めたばかりの段階では、提案が通らないことが多いかもしれません。
それでも諦めずに、実績を積むことができる仕事を選んで応募し続けることを推奨します。
逆に言えば、実績掲載の許可が得られない案件については、1件あたり50万円や100万円という高単価なものでない限り、選ばない方が賢明です。
LINEなどの外部SNSに誘導される案件
案件に応募すると、まれに依頼者からのメッセージでLINEに誘導されるケースがあります。
この誘導が問題となる理由は、
通常、大手のクラウドソーシングでは、そのような行為が規約で禁止されていることが多いのですが、簡単なアンケートやタスク案件をこなした後に、LINEでそのまま商材を販売されることがあるため、誘導には従わない方が良いのです。
報酬をきちんと支払ってもらえる依頼者であれば問題ありませんが、未払いのリスクや、その後のさまざまなトラブルに巻き込まれる危険性が高まります。
もし外部誘導があった場合でも、決して受注はせず、クラウドソーシングの運営会社に通報することをお勧めします。
クラウドソーシングで失敗しないために、駆け出しデザイナーが心掛けるべきこと
では、具体的にどうすれば良いかですが、まず以下の3点を意識して実行することをお勧めします。
クライアントの評価とプロフィールを事前にしっかり確認しよう
応募したい案件があった場合、必ず依頼者であるクライアントの詳細情報をチェックすることが重要です。
本人確認の有無や過去の募集実績数、プロジェクトの完遂率、受注者からの評価コメントまで、細部にわたって確認することをお勧めします。
どんなに魅力的な案件であっても、クライアント情報に少しでも疑わしい点があれば、応募は控えた方が賢明です。特にLINEに外部誘導するタスクは絶対に避けるべきです。
逆に評価の高いクライアントであれば、その情報をリストアップしておき、応募があった際には集中して提案を行うのも良い方法です。
納品後に実績掲載して良いかを事前に確認しよう
先ほども述べた通り、実績は報酬以上に重要ですが、実績掲載が不可の案件も多いため、必ず事前に確認する必要があります。
実績掲載が不可であるにもかかわらず、あなたの判断だけで実績を公開してしまうと、後々大きなトラブルを引き起こす可能性があるため、十分な注意が必要です。
最終的には自分にとってプラスになる仕事かを見極めよう
これが最も重要です。
簡単なタスクをただこなすだけでは、実績も経験も得られず、貴重な時間を無駄にするだけです。
お金はアルバイトや副業を通じて得ることができますが、デザイナーとしての実績や経験は、実際の仕事を通じてしか得られません。
繰り返しになりますが、独立後に最も優先すべきは実績を作ることであり、その実績が次の仕事につながり、ひとつひとつの仕事を通じてデザイナーとして大きく成長することができます。
この点をしっかりと理解しながら案件選びを行うと良いでしょう。
まとめ
フリーランスとして独立直後のデザイナーがクラウドソーシングで避けるべき仕事について、最後に改めてまとめます。