
外出の際や家庭での食事中には、どんなに気を付けていても、
うっかり食べ物を落としてしまったり、
ソースや油が飛び散ってしまうことで、
お気に入りの衣服が汚れてしまうことは、非常に多いことです。
その場で素早く水で洗い流せれば理想的ですが、
実際には簡単に落ちないことが多いのが現実です。
そんな時に役立つのがシミ抜きの技術です。
シミ抜きという言葉を耳にすると、色々な準備や手間がかかる印象があり、
何となくやる気が起きない方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、そんなあなたに向けて、
手軽に実践できる食べ物のシミ抜きの方法をご紹介いたします。
準備物は3つだけ!シミ抜きの方法

シミ抜きには、使い古した歯ブラシ、食器用洗剤、
そしてタオル(布)があれば、家庭内で簡単にシミを取り除くことができます。
これらはどの家庭でも容易に準備できるアイテムばかりですね。
食べ物によって生じるシミは、大きく分けて
水溶性のシミと油溶性のシミの2種類に分類されます。
水溶性のシミには、主にしょうゆやコーヒー、果汁などが該当します。
一方で、油溶性のシミには、カレーやケチャップなどが含まれます。
食器用洗剤は、食器に付着した食べ物をきれいにするために、
食べ物の油や色素を効果的に溶かす作用を持っています。
そのため、食べ物によるシミを落とす際には食器用洗剤が非常に適切です。
また、漂白剤の独特な香りが気になる方にもピッタリの選択肢と言えるでしょう。
職場に常備しておけば、
ランチの際に汚れがついてしまった場合でも安心です。
<シミ抜きの方法は3ステップ>
- 最初にシミがついた部分の周囲に食器用洗剤を垂らし、2~3分放置します。
- 汚れた部分の上に乾いたタオル(布)を置き、その裏側から歯ブラシで叩きながら、タオル(布)にシミを移していきます。
- 最後に洗濯機で通常通り洗濯します。
シミ抜きを行う際のポイント

シミ抜きを行う際には、いくつかの重要なポイントがあります。
これらのポイントをしっかり押さえて、さっそくシミ取りに取りかかりましょう。
・シミがついたら、できるだけ早くシミ抜きを始めましょう。
水溶性の汚れの場合、シミが付いた直後に水で洗い流すだけで、
汚れが落ちることもあります。
一方で、油溶性の汚れは水だけでは落ちにくいですが、
早めにシミ抜きを始めることで、シミがより簡単に落ちやすくなります。
・食器用洗剤を使用する際は、シミの周囲から洗剤を垂らしてください。
この方法によって、シミが広がるのを防ぐことができ、
もし完全にシミが落ちなかった場合でも、
シミとその周囲との差が目立たなくなります。
・歯ブラシを使ってシミを落とす際は、シミのついている部分の裏側から叩くように行いましょう。
この方法により、繊維の奥までシミが浸透するのを防ぐことができます。
もしシミの上から歯ブラシで叩くと、汚れがさらに繊維の奥に入り込んでしまいます。
シミ抜きをする前に確認すること

・洗濯表示を確認する
洋服の内側に付いている洗濯表示のタグには、
水洗いが可能かどうか、
洗濯時にお湯を使用できるかどうかが記載されています。
もし、このタグに水洗い不可と記載されている場合は、
残念ながら自宅での処理が難しいため、
クリーニング業者に相談する必要があります。
・色落ちの確認を事前に行う
白色のシャツであれば問題ありませんが、
色柄物の衣類のシミ抜きを行う際は、
食器用洗剤による色落ちがないか事前に、
目立たない部分で試してみることをお勧めします。
番外編!使い古した歯ブラシがない場合は手作り綿棒を作ろう

もし使い古した歯ブラシが手元にない場合、
手作りの綿棒を作って代用することも可能です。
まず必要なものは、割りばし、ティッシュ、輪ゴムです。
割り箸の先端にティッシュを巻き付け、輪ゴムで固定すれば、
手作りの綿棒が完成します。
この綿棒を使用して、使い古した歯ブラシでシミ抜きを行うのと同じ要領で使えます。
ティッシュを直接手に取って行っても問題ありませんが、
割りばしのような尖った先端を使うことで、力を入れやすくなり、
シミ抜きの時間を短縮できるため、おすすめです。
まとめ

・食べ物によるシミを効果的に落とすためには、食器用洗剤、歯ブラシ、タオル(布)があれば十分です。
・歯ブラシを使用する際は、シミの反対側から優しく叩くことで、汚れを効果的に除去します。
・シミ抜きを行う前には、必ず洗濯表示を確認し、色落ちしないか事前に試すことが非常に重要です。
これで、洋服に食べ物のシミがついてしまった時も、安心して対処できるようになりますね。
⇒うちのトイレの臭いが気になるっ!バッチリ予防できる方法を徹底解説の記事はこちら!いますぐチェック!